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DX中期戦略

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DX中期戦略を通じて実現する世界

コロナ禍で顕在化した業務や働き方の課題、持続的成長を志向するための事業戦略上の課題、そしてお客様や社会から求められる課題など、当社を取り巻く課題に目を向けたとき、その解決には「デジタルを活用した大きな変革」が不可欠となっています。
こうしたなかでトーカイグループは、

  • 全従業員がデジタルの学びを深めることができる場をつくること
  • 全従業員がデジタルを活用して変革に挑戦していく文化を創ること
  • 全従業員が情報を共有できるコミュニティをつくること

という3つの全社DX施策を核とした「DX中期戦略」を掲げ、グループ全体のデジタル戦略を推進し、全社のDXの基盤をつくっていきます。この「全社DXによる基盤」が各事業それぞれのDX施策につながり、「各事業のDX施策」が人手不足や業務効率化に対処するEX※1の取り組み、お客様や社会に新しい価値を提供するCX※2 の取り組みにつながり、トーカイグループとしての新しい価値を生み出していきます。
そして、その総体としてのトーカイグループのDXの取り組みが、

  • 2020年に制定した「3つの宣言※3」のビジョン実現
  • 2021年に公表した中期経営計画「Challenge for the new stage!」の実現

につながっていくと信じています。
トーカイグループは、一人ひとりの学びから、皆が主体的にデジタルを活用できる企業へ生まれ変わります。その第一歩として、このDX中期戦略を発信します。

  • ※1EX:従業員体験(Employee Experience)。当社グループではEXを通じ「業務の価値変革」を目指します。
  • ※2CX:顧客体験(Customer Experience)。当社グループではCXを通じ「顧客への価値変革」を目指します。
  • ※32022年5月にトーカイグループの「サステナビリティ基本方針」として改めて制定。

●本DX中期戦略の位置づけ

●全社DXと事業DXで目指す世界

基盤をつくる全社DX施策

全社でのDX推進を支えるための基盤として、以下の3つの全社DX施策に取り組んでまいります。

DXアカデミー
全従業員がデジタルの学びを深めることができる場をつくる

トーカイグループでは、誰もが学べるデジタルの学びの場をつくり、約10,000人に上る従業員のデジタルリテラシー向上に向けた環境整備を行います。この学びの場は、全従業員に対して開かれたものとし、いつでもどこでも何度でも学ぶことができる環境を通じ、広くデジタル人材の育成を図っていきます。
また、現場の業務課題や社会課題とデジタルをつなぐ人材「DX推進者」を育成するための社内教育プログラムを展開します。この「DX推進者」は各年60名、3年間で計180名の育成を目指します。このDX推進者を一人でも多く育成していくことが、今後のトーカイグループの競争力向上に寄与し、顧客や社会に向けた新しい価値を提供できるデジタル人材の育成につながると考えております。
これら2つの観点で学びの場を整える施策が「DXアカデミー」です。この取り組みを通じ、トーカイグループではデジタルの学びから新たな価値創造につなげられる人材を積極的に輩出していきます。

DXチャレンジ
全従業員がデジタルを活用して変革に挑戦していく文化を創る

トーカイグループでは、レンタルを中心としたさまざまな事業を展開するなかで、社会やお客様のニーズに応えるべく日々事業活動を行っております。変化の激しい環境下にあって、引き続きお客様目線での事業展開を続けていくうえでは、現場から上がる変革の種、各事業において取り組むべき変革の芽に、いち早く、そして効率的に取り組むことが不可欠といえます。
トーカイグループに点在する「変えていきたい」「変えなければいけない」変革の種や芽を拾い上げ、デジタルで具現化できるものを組織や会社横断で取り組んでいく施策が「DXチャレンジ」です。この取り組みを通じ、トーカイグループではデジタルを活用して変革に挑戦していく文化を醸成していきます。
進行中の各事業DXに加え、これから取り組むDXチャレンジは、

  • 一人ひとりの付加価値を上げる、生産性向上のための「人的作業の自動化」等の推進
  • データ活用、データ分析等につながる「ツールの導入」
  • 既存事業で保有する「データの活用」(在庫管理、発注業務、需要予測、営業戦略等)

などがあります。ビジネスモデルが近い事業で共通する課題、全社共通の間接部門の課題など、グループ全体で取り組むことが効率的といえる課題について、全社DXの一つとしてその解決を目指します。

DXポータル
全従業員が情報を共有できるコミュニティをつくる

トーカイグループでは、事業や会社ごとに進むデジタルの取り組みの情報共有がこれまで十分ではなく、個々のデジタル施策等がグループ全体での効率化に寄与するところまでに至っていませんでした。
情報共有の巧拙やスピードが戦略の実効性を左右する現在、全従業員が「トーカイグループのDXのいま」を知り、学び、交流できるコミュニティをつくることが非常に重要な取り組みといえます。
この従業員のナレッジや情報を集積する場としてのコミュニティをつくる施策が「DXポータル」です。この取り組みを通じ、トーカイグループではデジタルの今を広く共有できる仕組みを整備していきます。

トーカイグループは、各事業における成長戦略とともに、本DX中期戦略の策定によりデジタル、DXの取り組みを推進し、「中期経営計画の実現」「3つの宣言の実現」をグループ一丸となって目指していきます。

(参考)トーカイグループ中期経営計画「Challenge for the new stage!」(2021年5月17日公表)