株式会社トーカイ

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中期経営計画

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当社グループは、2022年3月期から2025年3月期までの4ヵ年を計画期間とする中期経営計画「Challenge for the new stage!」を策定しております。経営方針に掲げるトーカイグループのありたい姿の達成に向けて、「続ける」「変える」「創る」の3つの基本方針に沿った各種施策を実行することを通じて、持続的な成長を実現できる新たなステージを目指してまいります。

中期経営計画「Challenge for the new stage!」策定のお知らせ(2021/5/17公表)(283KB)

中期経営計画説明資料(2021/5/26公表「2021年3月期決算説明会資料」より抜粋)(4,461KB)

基本方針

本中計の計画期間においては、本中計のコンセプトである「続ける」「変える」「創る」の3つの観点に基づき、以下に関する当社グループの持続的な成長につながる施策を実行することを基本方針といたします。

1.社会の要請やお客様のニーズに応えるために「続ける」

  • 循環型社会に資する「レンタル事業モデル」
  • 医療および介護の社会インフラを支えるサービスの安定供給
  • 既存のコア事業の強化および地域シェアの向上
  • お客様本位のサービス提供とさらなる専門性の追求
  • 差別化の要となる「人的資本」の強化

2.経営環境の変化に対応し、さらなる成長につなげるために「変える」

  • ニューノーマル時代における個人、組織の新しい働き方の整備
  • DXの推進による業務効率化および生産性向上
  • プライム市場にふさわしいコーポレートガバナンス
  • 経営人材育成と若い世代の積極登用
  • 多様性を重視した経営

3.次世代につながる新たな価値を生み出すために「創る」

  • ヘルスケア分野における新たな事業やサービスの開発
  • DXの推進による新しいビジネスモデルの創出
  • グループの経営資源の有機的な結合による新たな事業価値の創出
  • 成長に資する投資分野の発掘と機動的な投資実行
  • 働きがいや誇りを持って働き続けることができる企業風土

事業戦略

基本方針を踏まえ、各セグメントにおいては以下の点を事業戦略の中心に据え、持続的な成長の実現につなげてまいります。

健康生活サービス

■病院関連事業

  • 医療周辺サービスを安定的かつ高品質に提供する体制の強化
  • 「入院セット」「ネクサージ」の高付加価値化および差別化
  • 新たな基幹アイテムの創出
  • デジタル化による業務改善

■シルバー事業

  • 物流改革やデジタル化推進を通じたサービス提供スピードの向上
  • 専門性の高い人材育成
  • M&Aの積極的な検討

■ヘルスケア分野における社会課題の解決につながる新たな在宅サービスの開発、事業化を目指す

調剤サービス

■調剤薬局事業

  • 多職種連携をはじめとする、在宅医療の現場で求められる役割と機能の追及
  • 敷地内薬局や医療モール内薬局、在宅特化型店舗など、バランスの取れた薬局形態を確立
  • 高度薬学管理のノウハウを活かし、地域の皆様の健康維持・増進を支援
  • DXによる業務改革、患者の利便性向上に寄与する取り組み推進

環境サービス

■リースキン事業

  • トイレ周りを中心とした衛生管理ニーズに応える商品の拡販・開発
  • 従来のダスコン商品に依存しないリースキンブランドイメージの確立

■清掃事業

  • 環境表面殺菌システムの提案など、医療機関のニーズに応える独自のサービスで差別化を図る
  • 売上構成に占める病院清掃の比率を高めることで収益性向上を図る

成長投資および株主還元に対する考え方

中計期間内に創出したキャッシュを設備投資・成長投資・株主還元にバランス良く振り分け、事業強化のための必要な成長投資を積極的に実施すると同時に、引き続き安定的な配当を継続することで株主の皆様の期待に応えてまいります。

※上記の図は、2022年11月7日に決定した「利益配分に関する基本方針の変更 」の内容を反映しております。

サステナビリティに対する考え方およびSDGsへの取り組み

当社グループは、創業当初よりレンタルビジネスを中心とする事業活動を通じて持続可能な社会の実現に取り組んでまいりました。このような当社グループの事業活動の根幹の部分は、2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の考え方に合致するものであり、以下の通り当社グループのSDGsに対する取り組みを明文化するとともに、達成すべき目標を設定いたしました。今後も引き続き「医療」「介護」「環境」分野における事業活動を通じて、持続的な社会の実現に貢献してまいります。

SDGsに関する数値目標

評価項目 評価基準 2025年3月期(目標)
廃棄物削減効果※1 2020年度削減効果 約6,100t 7,500t
燃料原単位※2 2013年度実績 156.4ℓ/t 137.5ℓ/t
排水リサイクル率※3 2020年度実績 10.2% 20%
太陽光発電量※4 2020年度実績 10,525千kWh 11,125千kWh
  • ※1ディスポーザブルが主流となっている商品について、当社グループのリユース商品の拡販により廃棄物の削減に貢献したと考えられる量を自社推計にて算出。
  • ※2株式会社トーカイおよび株式会社トーカイ(四国)の洗濯工場において、洗濯物1トンを生産するために必要な燃料(ガス・重油など)の量を原油換算にて算出。
  • ※3株式会社トーカイおよび株式会社トーカイ(四国)、株式会社同仁社の洗濯工場における排水リサイクル率。
    排水リサイクル量÷総排水量にて算出。
  • ※4工場などの屋根上発電設備およびグループ会社の発電所における発電量の合計。

取り組むべき7つのマテリアリティとSDGs

マテリアリティ 主な取り組み 関連する
SDGs
環境 サーキュラー・エコノミーの推進
  1. レンタル商品の拡販を通じて、ディスポーザブルにより発生する廃棄物の削減につなげる
  2. レンタル資材のリユースやリデュースにより、廃棄物を削減する
脱炭素社会の実現
  1. 洗濯工場の燃料原単位改善によりCO2排出量を削減する
  2. 太陽光発電によりクリーンエネルギーを創出する
水資源の有効活用
  1. 洗濯工場において、洗濯排水のリサイクルを通じて水資源の消費量を削減する
廃棄物の削減
  1. 給食事業におけるフードロスの削減を通じて、食料資源の消費を抑えるとともに、廃棄物を削減する
  2. ペーパーレス化により一般廃棄物を削減する
健康 高齢者の自立支援
  1. 介護用品のレンタルを通じて高齢者の自立を支援し、健康寿命の延伸につなげる
医療アクセス機会の拡大
  1. 在宅患者や施設入居者に対する薬の提供や服薬指導、オンライン服薬指導などにより、さまざまな状況に応じた医療の提供に努める
社会 ダイバーシティ経営の推進
  1. 子育て支援を中心に多様な働き方への対応を進めることで、誰もが輝ける職場づくりに努める
  2. 管理職に占める女性の割合を高めていくことで、多様性を活かした組織づくりにつなげる
  3. 障がい者が働きやすい職場づくりと就業機会の確保